Thursday, December 29, 2011

翻訳メモリ


これまで漫然と仕事をしてきたのだけど、このところ、少しずつ業務工程を見直しはじめている。マクロなどの様々な小技を収集したり、自作を試みたりと、それ自体楽しい作業だ。

こういう小技も体系化していくと、杉山範雄さんのように、立派な業務フローができてくる。



ここまで、徹底する人は少ないだろうが、特許分野では、用語置換してそれを並べ替えるという流れでやってる人が多い気がする。私自身、この方式を取り入れてから、訳抜けや用語の不統一という問題は、かなり減ったと思う。作業スピードも上がった。

ただ、ちょっと気になるのは、和英混在の奇妙な文を、切り貼りし続ける作業の虚しさ…。昔のように、頭から順に静かにタイピングし続けるリズムは、とても心地よいのだけど、最近は、ドッタンバッタンと目まぐるしい(笑)。それから、スピードが上がった分、最後のチェック工程が重く感じる。翻訳自体は好きだけど、チェックというのがどうも苦手。

こういう作業フローを、根本から見直そうと思うと、やはり翻訳メモリを避けて通れないのかもしれない。IT 分野では、TRADOS 使用が普通のことらしいので、IT翻訳者の方のブログなど、参考にさせてもらっている。

先日、「TRADOSと特許翻訳 - ある翻訳者の日常」にコメントさせてもらって、くまさんから返信を頂いた。それをきっかけに、少し調べてみると、どうもTRADOSは、Word から独自のインターフェースに移行しようとしているらしい。これが、どのように決着するのかはわからないし、私自身、翻訳メモリ未経験なので、なんとも言えないのだが、少なくとも英訳作業のときには、インターフェースとしてWord を使いたい気がする。

デファクトスタンダードを軽視するのは得策ではないが、もう少し手軽な Wordfast なんかは、どうだろうか。

翻訳メモリを嫌う人も多いし、自分としてもなじめるかどうかわからないけれど、訳文と原文が上下に並んでいると、ずいぶんチェックがやりやすそうだなぁという気がする。これが、左右配列になると、あまりメリットがないような…。TRADOS ユーザの方は、気にならないのだろうか。

いずれにしても、しばらく繁忙期が続くので、どのタイミングで試すのか、ちょっと難しい。でも、来年は、何か1件、翻訳メモリで作業してみようと思う。使ってみないとわからないだろうし…。

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