Sunday, February 12, 2012

出版翻訳

以前の記事に書いたアルク翻訳コンテストの審査結果が出ていた。出版翻訳部門は、大賞も佳作も該当なしとのこと。訳文を読ませてもらえるといいのだけど、講評以外に情報はなかった。

昨年サイトで見かけて、ちょっと訳してみると、これが楽しかった。結局、当然ながら一次選考にも入らなかったのだけど、記念に記録しておこうと思う。

原文は、L. T. Fawkes "Early Eight" p.9

 Tiffany racked the balls, swearing to herself. I chalked my stick. I broke and the four ball dropped. I lined up on the three ball to the corner pocket. Tiffany suddenly appeared in my line of vision, twirling her stick. Distracted, I glanced at her, and in that glance I caught sight of a face in the crowd just over her shoulder. I went back to lining up my shot before I realized whose face it was. I stood up and looked again, but he had disappeared.
 I took a few steps toward the bar, craning my neck, trying to find him. I took a few more steps so that I could see down the back hall, but there was no sign of him. Danny, looking puzzled, had stepped up beside me. I said, “I thought I saw my brother. Berk. Did you see him?”
 He shook his head. “What would Berk be doing here? Are you sure it was him?“
 I wasn't. It'd been years since I'd seen Berk, and it'd been only a split-second glance. I shrugged it off and went back to the table, but I couldn't get my head clear. My shot went wide, and my cue ball didn't end up where I meant for it to, either. It was lined up to give Tiffany a bunny shot, eleven to the side. She made her shot, and three more, before she blew a bank shot and scratched.
(出題はここまでで、この後の一段落が、参照用に提示されていた。)

以下、文字通りの拙訳ですが、御笑読下さい。

 ティファニーは、悪態をつきながら的球をラックに並べた。おれはキューにチョークをこすりつけ、ブレイクショットを放って四球落とした。そして、3番をコーナーポケットに狙う。すると突然、ティファニーがキューを弄んでいるのが視界に入った。気が散ってそちらをちょっと見てみると、彼女の肩越しの人だかりに、一人の顔がよぎる。もとどおりに狙いを定めてから、その顔が誰かわかった。立ち上がってもう一度見てみたが、いなくなっていた。 
 バーの方へ歩み寄り、首を伸ばしてアイツを探す。ホールの奥を見通せるように、さらに進んだが、彼の気配はなかった。おどろいたダニーが、おれの傍まで来ていたので、「兄貴を見かけたと思うんだ。バークだよ。ヤツを見なかったかい」と聞いてみた。
 ダニーは首を振り、「バークがここで何してんだ。本当にアイツだったのか」と。
 どうだったかわからない。最後にバークと会ってから、何年も経ってるし、それに、ほんのちょっと目に入っただけだ。気にしないことにして、台に戻ったが、スッキリしない。おれのショットは逸れ、手玉も思った所に止まらなかった。おかげで、ティファニーは、イージーショットで、11番をサイドに狙える。彼女はそれを決めて、さらに三球ポケットしたが、バンクショットでしくじった。

「視界に入った」とか、「立ち上がって」のあたりで、もうダメらしいですね…。

仕事で扱うのは、特殊な文章ばかりだし、最近は英訳中心なので、和文を丁寧に書く機会も少なくなってしまった。なかなか、仕事にはならないだろうが、いつか、気に入った英文を、自分なりに和訳してみたいものだ。もっとちゃんと英語を勉強してからですが…(笑)

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