Wednesday, December 24, 2014

教科書


翻訳は母語へというのが大原則なので、英和の方向が基本。なので、特許分野でも和英翻訳の教科書的な本はあまりありません。

和英方向では、倉増先生の『特許翻訳の基礎と応用』ぐらいだったように思います。

それが先日、かなり本格的なモノを見つけました。
中山裕木子『外国出願のための特許翻訳英文作成教本

和英翻訳という入口から、高品質の英文明細書はいかにあるべきかを見つめる、意欲的な作品です。勉強が怠りがちでしたが、本書をノートに抜書きしながら、精読したいと思います。

Friday, July 18, 2014

assignと前置詞


  • assign O1 O2
  • assign O2 to O1 

「O1にO2を割り当てる。」

前者の用例で、withを使う誤用をよく見かける。

以下のように、受動態で用いることも多い(不要な前置詞を入れないように注意)。

The computer is assigned an IP address.



しばらく更新しませんでしたが、「英語」タグで、気付いた点を適宜メモしようと思います。

Sunday, March 31, 2013

表計算


翻訳以外の業務を効率化する手段として、Excelなどの表計算ソフトも重要だと思います。翻訳作業そのものが、Excelファイルの上書きという場合もあるわけですが。

翻訳の準備作業にWSHを使って、効率化ができたのが嬉しく、以後、そちらの方面はサボっていますが、案件ごとのスケジュール管理を、表計算ソフトでしてみようと思い立ち、最近データを入力するようにしています。

VBAはあまり好きではないのですが、やはり、Excelを使うとなると、一度入力したデータを二次的に活用する際、VBAを使うことになりそうです。

先日、『実例で学ぶExcel VBA』を衝動買いして、ざっと通読したので、そのうち時間を作って、簡単な処理を自動化してみようかと思っています。







なお、Excelの他にも、Google DiveのSpreadsheetも使えます。こちらは、Javascriptベースで動くので、できればこういう方式にスキルを集中させたほうがいいかとも思うんですが…。実際には、用途に応じて使い分けることになりそうです。

Google Driveは、どのパソコンからでも同じように使えるのがよいです。それに、Google Calendarとの連携も魅力的。

『Google クラウドスクリプティング』を参考に、ちょっと動かしてみると、なかなか面白いですね。







Thursday, November 15, 2012

用語置換ツール


このところ、納期の厳しい仕事が重なったため、目先のスピード重視で作業をしていました。いろいろ工夫する余裕もなくて、用語一括置換+並べ替え、というのを繰り返すことに…。

用語置換には、いつも、BuckeyeさんのSimplyterms を使わせてもらってます。このソフトは、シンプルながらも多機能で、いろいろ使えるのですが、私が利用するのは、用語集に基づく一括置換という単純な作業ばかりです。

仕事が一段落したので、ちょっと何かしてみたくなり、この用語一括置換機能を、自前でやってみることにしました。いろいろなツールに手を出してしまい、いつまでも技術が身につかないので、当面、JavaScript と WSH に集約しようと思い、今回もそれで作ってみました。自分の作業の流れに合わせてあるので、何の汎用性も面白みもないのですが、プログラムのお勉強ということで(笑)

自分の作業上の都合により、
・原文ファイル:jpsrc.txt
・用語集ファイル:terms.txt
にしているので、ファイル名は固定としました(苦笑)

ちなみに、用語集は、
「原文の用語」(TAB)「置換後の用語」(改行)
というシンプルなものです。

以下のコードを "tmcnv.js" といった、「~.js」の名前で保存し、実行すると、置換済ファイル("src.txt")が作成されます。


//用語置換"tmcnv.js"
var str, tmline, tmpc;
var fs = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject");
var file = fs.OpenTextFile("jpsrc.txt", 1, true);
var str = file.ReadAll();
file.Close();

//terms.txtで置換処理
function replaceAll(expression, org, dest){
    return expression.split(org).join(dest);
}

file = fs.OpenTextFile("terms.txt", 1, true);
while(!file.AtEndOfStream)
{
    tmline = file.ReadLine();
    tmpc = tmline.split("\t");
    str = replaceAll(str, tmpc[0], " "+tmpc[1]+" ");
}
file.Close();

//ファイル書き込み
file = fs.OpenTextFile("src.txt", 2, true);
file.Write(str);
file.Close();
// オブジェクト解放
fs = null;


まだ、この程度のものしか書けませんが、いろいろやってみようと思います。とりあえず、Simplyterms のお世話にならずに、用語置換ができるようになりました。

Friday, August 31, 2012

数量表現


特許や技術分野の和英をしていると、英語の数量表現が気になります。この仕事を始めた頃、エイバックの特許翻訳上級コースというのを受講したのですが、そこで、講師の奥山先生が、特許翻訳に役に立つ参考文献を何冊か紹介してくれました。そのときに、(具体的な書名ではなく)富井さんの数量表現の本…という感じで、推薦されていたので、当時流通していた『技術英語数量表現辞典』を買いました。以来、度々参照しています。これはもう絶版のようですが、他にも沢山著作があるので、おそらく類似のものがあるでしょう。

最近、また英語を勉強しないとということで、積ん読を発掘したり(笑)、購入したりと、いろいろやってるのですが、先日、トム・ガリーさん監修の『英語の数量表現辞典』 を買ってみました。

 以前、『英語のあや』というエントリーにも書いたように、トム・ガリーさんの本がとても勉強になりました。そこで、他になにか読もうと調べてみたところ、この辞典が一番役に立ちそうだったので、買ったような次第です。本の性質上、通読するわけにもいかないのですが、ところどころ読んでみると、なかなか面白いです。今後は、これも度々参照したいと思います。

やはり、『英語のあや』に書いてあった、『30年間で英語の達人になろう!』という本を、どこかで出版してほしいですね(笑)

Monday, August 13, 2012

TOEIC


先月、久しぶりに TOEIC を受験したのですが、今日、その結果が発表されました。とても残念なことに、初受験だった前回と、全く同じ得点(905)でした(苦笑)

こういった試験は嫌いなのですが、一度ぐらいは受けようかと思い、前回初挑戦してみました。それで終わりにしてもよかったのですが、その後、ある入札案件で、「TOEIC920点以上の者が担当すること」という不思議な指定があり、ちょっと驚いたことがあります。入札条件としてはかなり疑問なのですが、世間の様子も無視できないので、今回、もう一度挑戦したようなわけです。なので、920~930 点ぐらいとって、きっぱり終わりにしたいところでした。

ただ、得点の内訳は、前回とかなり違います。

・前回(2010.11.28)
  905 (L:435, R:470)
・今回(2012.07.22)
  905 (L:460, R:445)

前回のスコアは、「英語が得意じゃないけど仕事で頑張って使ってる」感がよく出ていて、微笑ましい内訳でした。試験対策としては、直前に、公式問題集1と4(合計、模試4回分)を解いた程度でしたが、そのときからリスニングはダメで、設問自体に聴き取れない部分がある状態。本試験でもそんな感じでした。その分、リーディングでは、かなり頑張ったようです。

今回は、対策としては、出たばかりの公式問題集5(模試2回分)を解いただけでした。もっとやりたかったのですが、いつもながら要領が悪く、勉強時間を工面できなかったわけです。公式問題集5を解いた時には、リーディングは、前回と同じような感覚だったので、こんなに点が落ちるとは、予想しませんでした。

リスニングは、試験の半年前ぐらいに、『英語喉』という本で少し練習して、これがかなり効きました。「英語喉」は、英語は日本語とは違って、口先ではなく、喉の奥で音を出している、というシンプルなメッセージが基本になっているのですが、これがコロンブスの卵のような感じで、かなり重要だと思います。





いま確認してみると、70ページのところに栞が挟まったままで、そこまでしか勉強してなかったようなので、「この本で勉強しました」とか、言うつもりはありません。でも、「喉の響く音を聴けばいいのか!」と気付いたことで、いままで流れ去っていた音が、はっきりと聴き取れるようになってきました。

本試験のリスニングでも、「聴こえない」という焦りはまったくなく、音としてははっきり聴き取れていたと思います。ただ、リテンション能力というか、聴いた内容をちゃんと覚えておいて、問題に答えるという点で、失敗している感じでした。

リスニングがそこそこできて、いい感じでリーディングに突入したのですが、時間配分に失敗し、最後の問題には全く手がつかず、大きく失点したようです。自分はトロい方なので、逆に、常に急ぐ感じになるためか、こうした試験ではたいてい時間が余るのですが、今回はゆっくりやり過ぎました。それでも、時間をかけて解いた部分でちゃんと正答していれば、もう少し点がよかったのしょうが…

結局、受験の目的は達しなかったのですが、とりあえず、仕事で使うには、まだまだ英語ができてないことを確認したような次第です。

『英語喉』はやりかけながら、これのお陰で、英語が聴こえるようになったので、Podcast などをたくさん聞いて、勉強を続けていこうと思います。そうすれば、読む方も早くなるかもしれません(笑)

相性もあるかもしれませんが、ピンと来る人には、以下に貼った著者の動画だけで、大きな効果があることでしょう。英語は結構やってきたのに、リスニングに自信がないという人には、かなり効くと思います。



ちなみに、先日、以前勤務していた会社の上司と飲む機会があり、そこで、この話題が出ました。上司は、アメリカに赴任していたことがあり、自分なりに英語も勉強し、積極的に使うようにしていたとのことです。自分から一生懸命話すと、アメリカ人は、とりあえず熱心に聞いてくれるけれども、結局のところ、友達はできなかったとのこと。そんなこともあって、日本語的な口発音は、緊張した時の声なので、そのまま英語を話すと、英語話者は緊張してしまう、という話題に、とても納得していました。そういう実感があったそうです。赴任する前に知っておきたかったと言っていました。

そんなわけで、また『英語喉』の勉強も再開しようかと思っていますが、不精なため、どこまで続くかわかりません(笑)。でも、音がとれるようになったので、Podcastなんかを、沢山聞くようにしようと思っています。それなら、続きそうだし、リーディングも早くなるかもしれません。総合的な英語力の点では、話せるようになることが目標ですが、それにはもうひと頑張り必要な感じです。

Thursday, August 2, 2012

翻訳環境


Wordfast Pro はなかなかよいですが、あまり向かない案件もあります。例えば、符号や数式が多いものには、ちょっと使いにくいです。こうした案件では、原文を訳文フィールドにコピーして、訳文フィールド内で並べ替えをするのですが、文が長いと、ソフトの反応が遅くなります。

ベタ打ちが多い案件では、Worfast Pro がとても快適ですが、並べ替え作業が見込まれるときには、やはり、(Simplyterms と) EmEditor が手っ取り早いようです。

ただ、Wordfast Pro には、
(1)対訳データが残る
(2)翻訳作業中の用語管理(登録等)が簡単
(3)特殊なフォントや上付き下付きの指定が可能
(4)翻訳とチェックを1文単位でやりやすい
という利点があるので、できるだけ使いたいようにも思います。

結局、こうした利点を、EmEditor 上で実現できれば、それが一番よいのでしょう、今後は、少しづつですが、EmEditor 上で環境を整えていこうかと考えています。

(1)については、原文と訳文をタグのようなもので区分けして、バイリンガルファイル的なものをつくることを考えています。Wordfast Classic のタグに合わせておけば、Classic に取り込めるかもしれません。

(2)については、Ctrl+T 一発で、選択範囲の用語登録画面が出るように、マクロをつくればいいのでしょう。登録された用語やスニペットの管理にも、マクロが必要です。

(3)については、Word 上の作業になりそうです。特定のフォントや上付き下付き指定用に、(EmEditorでの)タグを決めておいて、翻訳終了後に、Word 上にコピーしてから変換する流れです。これには、Word マクロが必要になります。

(4)については、バイリンガルファイから原文部分を取り出して表示し、それに対応する訳文フィールドをつくるような形にできるとよいのですが、これをEmEditor マクロで実現するには、まだまだ勉強が必要になりそうです。

いつになるかわかりませんが、自分の気に入った環境を少しずつ整備して、外部の翻訳メモリ等のシステムともデータをやり取りできるようにしたいと思います。Unix のエンジニアが、何でも Emacs 上で快適に作業しているように、自分のホームとなる作業環境を確立したいものです。