Friday, December 30, 2011

CBS Evening News


だいぶ昔のことだけど、学生時代に、CBS Evening News をしばらく聞いていたことがある。早朝の二ヶ国語放送で、すぐに眠くなった。アンカーは Dan Rather だったと思う。当時の英語力では歯が立たず、あまり続かなかった。

さすがに当時よりは、英語力が伸びたと思うけれど、ふつうに英語を聞く機会がないので、いまだに使い物にならない。読んだり聴いたりする機会を増やそうと思うけれど、なかなか習慣にならない。

ビデオを見たり、ネットの音源を探したりするけれど、すぐに飽きてしまう。

先日、ふと思い立って、CBS のサイトを探してみると、あの CBS Evening News が無料配信されていた。昔と違って、意味がとれるので、聴いていて楽しい。時間もちょうどいい。これだけは毎日続いている。

勉強時間が短すぎですが(笑)、ひとつでも習慣になったので良かったと思う。ここ数日は休暇中みたいだけど、Scott Pelley の英語は、ゆっくりとはっきりと、とても聴き取りやすい。



Thursday, December 29, 2011

翻訳メモリ


これまで漫然と仕事をしてきたのだけど、このところ、少しずつ業務工程を見直しはじめている。マクロなどの様々な小技を収集したり、自作を試みたりと、それ自体楽しい作業だ。

こういう小技も体系化していくと、杉山範雄さんのように、立派な業務フローができてくる。



ここまで、徹底する人は少ないだろうが、特許分野では、用語置換してそれを並べ替えるという流れでやってる人が多い気がする。私自身、この方式を取り入れてから、訳抜けや用語の不統一という問題は、かなり減ったと思う。作業スピードも上がった。

ただ、ちょっと気になるのは、和英混在の奇妙な文を、切り貼りし続ける作業の虚しさ…。昔のように、頭から順に静かにタイピングし続けるリズムは、とても心地よいのだけど、最近は、ドッタンバッタンと目まぐるしい(笑)。それから、スピードが上がった分、最後のチェック工程が重く感じる。翻訳自体は好きだけど、チェックというのがどうも苦手。

こういう作業フローを、根本から見直そうと思うと、やはり翻訳メモリを避けて通れないのかもしれない。IT 分野では、TRADOS 使用が普通のことらしいので、IT翻訳者の方のブログなど、参考にさせてもらっている。

先日、「TRADOSと特許翻訳 - ある翻訳者の日常」にコメントさせてもらって、くまさんから返信を頂いた。それをきっかけに、少し調べてみると、どうもTRADOSは、Word から独自のインターフェースに移行しようとしているらしい。これが、どのように決着するのかはわからないし、私自身、翻訳メモリ未経験なので、なんとも言えないのだが、少なくとも英訳作業のときには、インターフェースとしてWord を使いたい気がする。

デファクトスタンダードを軽視するのは得策ではないが、もう少し手軽な Wordfast なんかは、どうだろうか。

翻訳メモリを嫌う人も多いし、自分としてもなじめるかどうかわからないけれど、訳文と原文が上下に並んでいると、ずいぶんチェックがやりやすそうだなぁという気がする。これが、左右配列になると、あまりメリットがないような…。TRADOS ユーザの方は、気にならないのだろうか。

いずれにしても、しばらく繁忙期が続くので、どのタイミングで試すのか、ちょっと難しい。でも、来年は、何か1件、翻訳メモリで作業してみようと思う。使ってみないとわからないだろうし…。

Wednesday, December 28, 2011

Working Man's Mystery


主として特許分野の翻訳をやっているのだけれど、関連して、隣接分野の仕事をすることもある。視野が狭くならないように、いろいろやろうと思うけれど、なかなか難しい。

それとはちょっと違って、全く実績がなく、今後も縁がなさそうなのが文芸翻訳。ただ、(軽めの)小説を読んだりするのは好きなので、興味はある。勉強も兼ねて、英語の小説なんかを読んだりもするのだけど、そこそこ楽しめても、読み取れる「濃度」はかなりさっぱりしたもの。文芸翻訳は「憧れ」の段階から一歩も出ていない(笑)。

小説などは少しも訳したことがないわけだけど、10月にアルク翻訳コンテストというのを見つけ、分量も少なかったので、試しに訳してみた。課題文のページはもう削除されているが、L.T Fawkes の Early Eight という作品から出題されていた。



著者のことは全く知らないのだけど、この作品は、三部作の最後らしい。前二作には邦訳がある。課題は、本当に短いシーンなのだけど、なんだか印象に残ったので、シリーズの最初から読んでみることにした(もちろん和訳で…)。





自分の中にあるステレオタイプな「アメリカ」とはちょっと違って、一生懸命働く主人公(テリー・サルツ)と仲間達がとても好ましい。その「一生懸命」さが、日本のように張りつめた感じではなく、どこかリラックスしていて、いつも淡々と楽しい雰囲気が背景に流れている。こんな「アメリカ」に憧れてしまいそう。ニュースに出てくるニューヨークや D.C. とはちょっと違っていた。

結局、絶版の"Early Eight"も、古本を取り寄せて読んでしまった。前の二作を和文で読んでいたので、訳語に対応する英語表現などに気づいたり、二重に楽しめた感じ。

残念ながら、このシリーズは、三冊で終わりらしい。

文芸分野のプロを目指して取り組んでいる方々には申し訳ないが、ちょっと楽しい経験だった。

鈴木恵さんの訳文も心地よい。和訳を通して未知の作家と出会うときに、訳者の影響は大きいと思う。分野は違うけれど、翻訳はやはり楽しい仕事だなぁ

Tuesday, December 27, 2011

Wordのキーバインド


キー配列というエントリに書いた奇妙な配列は、なかなか具合が良くて、今日もまだそのまま。いままで漫然とデフォルトの設定でやってきたが、もっと早く気づけばよかった。在宅勤務ということもあり、誰かとPCを共用することもないのだし、これからは、もっと自分の都合でやろうと思う。

Word のキーバインドも見なおしてみた。Emacs を使っている人は、マウスやカーソルを使わずに、ほとんどホームポジションで自由に作業しているのがうらやましい。で、こちらの業界では Word と縁を切れないわけだから、これを何とかしようと思う。

Word で、Emacs の標準的なキーバインドを実現する方法もあるらしいののだけど、Word のショートカットに慣れてしまっているので、いまさら切り換えるのもちょっと難しい。特に、
Ctrl + a, s, f, x, c, v, y
といったあたりは、このままにしておきたい。

右手の方は、デフォルトの割当をほとんど使っていないので、このあたりを中心に、書き換えてみた。

  • Ctrl + i [LineUp]
  • Ctrl + m [LineDown]
  • Ctrl + j [WordLeft]
  • Ctrl + k [WordRight]
  • Ctrl + g [EditReplace]
  • Ctrl + h [DeleteBackWord]
  • Ctrl + o [EndOfLine]
  • Ctrl + u [DeleteWord]

Word では、ほとんど英文しか書かないので、単語単位の編集機能を中心にしてみた。考えてみると、カーソルを動かすときも、いつもCtrlを組み合わせて単語単位で処理しているのだから、削除なんかも単語単位にした。

Ctrl + h は、置換とぶつかるので悩んだが、結局、単語単位のバックスペースにした。置換は左隣の g に追い出した(検索Ctrl + f の右隣になった)。

あと、HHKBには、独立したEnd キーがなかったので、使いやすいところに割り当てた。

キーバインドの変更方法も、今回はじめて知ったので(笑)、メモを残すことにする。ちなみに、Word 2007 です。

Word 画面左上の丸い Office ボタンをクリックし、下の方にある「Word のオプション」をクリック。後は、こんな流れで…





Mr.Bigさんのページからダウンロードできる「コマンド・ショートカットキー一覧表」が役に立ちました。ありがとうございます。こうやって一覧しないと、コマンド名を探すのが大変です。

Wordのオートコレクトで用語変換

Word は複雑で、あまり好きではないけれど、仕事の関係上、どうしても使わざるを得ない。で、使っているうちに、少しづつ依存するようになって、特に英文を書く場合には、テキストエディタよりも Word に頼るようになってしまった。和文を書くときはテキストエディタ中心だけど、英文はほとんどWord  になってる。。いつのまにか…

スペルチェックぐらいなら、いろいろやり方もあるだろうけど、英文入力時のオートコレクト機能はやはり便利だ。本来は、"teh"を"the"に直してくれたりする機能だけれど、ここに、"@tpi"→"the present invention"とか、"@rn"→"reference numeral"とかを登録してあるので、簡易的な入力支援みたいに使っている。かな漢字変換よりもダイレクトにデータが入るので、最初はちょっと驚いた。

倉増先生のサイトにも、「オートコレクトを徹底的に活用する」という記事がある。特許系以外でも便利だと思う。

今のところは、自分の翻訳分野の汎用的な定型句を登録してあるだけ。案件個別の情報は、たまに入れることもあるけれど、削除しないで残るのも嫌なので、あまりやってない。

このオートコレクトデータを、マクロで編集できるようになれば、案件個別の用語リストを、一括登録、一括削除、といった具合にできてとても都合がいいのだけれど。あまり複雑なマクロを作ったことがないので、どうやればいいのか、今のところ見当もつかない(笑)

オートコレクトのデータ自体を直接編集するという手もあるだろう。教えて!Helpdesk を参照すると、"MSO1033.acl"というファイルがそれらしいので、エディタで開けて覗いてみた。確かに、登録済みのオートコレクトのデータが入ってる。ただ、直接いじるのはちょっとコワイので、とりあえずやめておいた。

特に特許翻訳では、各構成要素に参照番号が付されるので、その番号で"@250"とか、"#120"という具合に登録しておけば、かなり入力が楽になる。

明細書から参照符号リストを抽出するマクロは、どこかにありそうなので、抽出データに訳語を加えて用語リストを作り、それを一発でオートコレクトに登録できるといいだろうなぁ…。で、案件固有のデータは、終了後に一括削除という具合に。

とりあえず、思いつきですが、いつかこんなふうに作業できるようになるといいなぁ。

新田順也さんとか、もう作っていらっしゃるかもしれませんが…。

Sunday, December 25, 2011

キー配列


キーの割当に興味をもっていろいろ検索したところ、 増井俊之さんのインタビュー記事を見つけた。
(増井)それから、最近気がついたことは、セミコロン打たなくていいですよね、あんまり。キーボード入力してる時、セミコロンって小指にあるじゃないですか。これは非常にいいポジションなんだけど、C とか Perl では打つけど、Ruby では打たなくていいですよね。で、使わないキーがこんないいところにあるのはもったいないから、これリターンにしちゃったんですよ。
世の中には、凄い人がいるものだ…。

生兵法は怪我のもと…みたいな気もするけど、ちょっと試してみたくなった。

今回の実験(笑)では、

  • セミコロン → Enter
  • コロン → セミコロン
  • 右Shift → Enter
  • Enter → BackSpace
  • BackSpace → Del
  • 左Win → コロン

セミコロンのEnterは、是非試してみたかったので強引に入れた。でも、英訳のときなど、セミコロンをそこそこ使うので、一つ右にずらす(コロンの位置)。追い出されたコロンは、左Windowsキーへ。ここなら、何とかブラインドで打てる。

BackSpaceは、いずれ Control+H にしようかとも考えているのだけど、Wordの置換とぶつかるので、今のところそのまま。で、打ちやすいEnterキーの位置に、BackSpaceを割り当ててしまった。

あと、カーソルやマウス操作で、ホームポジションから手が離れた場合、セミコロンの場所(Enterを割当)を打ちにくいので、ほとんど使わない右Shiftにも、Enter を割り当てた。どうかと思ったのだけど、特にHHKBのJP版では、これがカーソル操作時にとても便利。

ちょっと試してみるつもりが、結構据わりがいいので、当分このままにするつもり。とにかく、ホームポジションで Enterが打てるのは、ちょっと病みつきになる。

Saturday, December 24, 2011

キーボード


(PFU) HHKB Professional JP

購入してから2年半以上、毎日長時間タイピングしているけれど、問題なく使えている。ノートパソコンに慣れている人には、ストロークが深いかもしれないが、自分としては、深さも重さもちょうど良い。ファンクションキーやDelキーなんかが、Fnとの組み合わせになるのだけど、その分コンパクトなので、気に入っている。

あまりPCに詳しくないので、設定に手間取ると…などと迷って、結局日本語配列(ただしカナの刻印は無し)にした。デフォルトで、左Ctrlキーが"A"(左小指)の左になっていたので、そのままの設定で(左Ctrlだけは、Cut & Paste、単語単位のカーソル移動、検索、置換、かな漢字変換などに多用するので、どうしてもここがいい)。

他はあまり気にしないで使っていたのだけど、タイピング中に、間違ってWindowsボタン(◇)を叩くのが、ちょっと邪魔だった。ウィンドウズメニューに制御を取られて、元の画面に戻るのに一手間かかる。

そこで、重い腰を上げ、設定を変えてみることにした。

自分でレジストリを触ったりしたくないので、ツールを探し、愛とゆりさんの KeySwap というのを見つけた。簡単な設定で、キーの割当を好きなように変えられる。Windowsボタン(◇)を無効にするだけでもよかったのだけど、ここにDelキーを割り当てた(普通はやらないでしょう…笑)。こういう便利なものを無料で使わせてもらって、本当にありがたいです。

そろそろ予備も兼ねて、新しいキーボードを、とも思うのだけど、数日間使ってみないと相性がわからないので、なかなか決断できない。でも、同じものでは芸がないし、 HHKBの英語配列でも買ってみるかなぁ…

FAX

以前、特許事務所に勤めていたのだけれど、その頃は、FAXをよく使っていたものだ。時差の関係で夜中に大量のFAXを受信し、それを翌朝発見するというパターンも懐かしい。

退職してフリーランスになった時、まず用意したのが電話とFAX。在宅ではあるけれど、仕事部屋に専用の電話とFAXを設置した。自分で仕事を始める雰囲気が盛り上がったりして…(笑)。

でも、最近はFAXの出番がほとんどない。イメージをスキャンしてemail添付というのが標準的になってきたので…。実際にその方が便利。

ただ、名刺にFAX番号がないのも据りが悪いので、全くなくすわけにもいかない。そんなわけで、NTTのFAXお知らせメールというのを使ってみることにした。引越しでネットをNTTに変えたときに、こういうサービスがあるのを知った。

本来は、FAX受信時に、そのことをemailで連絡してくれるというサービス。出先などで受信を確認できるというのがポイントだったらしい。でも、受信したFAXのイメージデータを、サーバーに保存してくれているので、サイトにアクセスすれば、そのイメージデータをダウンロードできる。結局、FAX機なしで、イメージが取れるというわけだ。

それで、FAX機で受信するという形態をやめて、FAXお知らせメールのデータだけを使うようにした。変わった判型のものを受信するときに、エラーになったことがあるけど、今のところ、普通のA4の文書の受信で困ったことはない。

このサービスでは、送信はできないのだけど、そういう機会はないので、全く困らない。どうしてもということがあれば、プリンタ用に使っている複合機から、送信するつもり。

ネットのルータには、電話用の端子が2つしかないのだけど、番号は3つ契約してある。それで、自宅の電話と仕事用の電話を、2つの端子に接続し、FAXはつないでない。この状態でも、FAXお知らせメールが使える。

こういう形態で使うことは、あまり想定されていないようで、NTTに問い合わせても、この構成が可能かどうか確認するのに一苦労だった。でも、普通の家庭用の安い構成で、自宅電話、仕事電話、(仮想)FAXの3本を専用番号でとれるという形態は、結構ニーズがあるんじゃないだろうか。

ただ、このサービスは、サーバのデータも使うし、もしかするとNTTとしては、利用者が増えると困るのだろうか…(笑)

Thursday, December 22, 2011

WSH

PCがまだ「コンピュータ」だった頃、自分でもOSのコマンドを使ったり、バッチファイルや簡単なプログラムを作ったりしていた。当時はそれが普通だったので…。それが、ウィンドウズが定着して以来、すっかり道具になってしまって、こういうことから縁遠くなった。ファイル操作なども、ウィンドウ上のアイコンをマウスで操作するだけだし…。

このところ、仕事の効率を上げようと思って、定形の作業を見直してみたのだけど、昔だったらコンピュータにさせていたような仕事も、手作業でやっていることに気づいた。

例えば、翻訳の仕事を考えると、
(1)案件番号のフォルダ作成
(2)このフォルダの中に、雛形のファイルをコピー(文書、コメント、チェックリスト)
(3)雛形ファイルのファイル名変更
 なお、納品用のファイルには、案件番号だけでなく、(顧客向けの)自分の識別情報も組み込む。

といったことを、受任する度にやっていた。

最近では、いろいろと複雑になってしまって、プログラミング的なことを敬遠してきたけれど、少しずつやってみようかということで、こんなのを買ってみた。

五十嵐貴之『Windows自動処理のためのWSHプログラミングガイド』



ウィンドウズでは、WSH (Windows Script Host) という環境が用意されているらしく、ここで、VBScript などのスクリプト言語を実行できるとのこと。こういうことも知らないで過ごしていました…。

まだよくわかってないけど、サンプルとかを参考に、とりあえず、上記の(1)~(3)の作業は自動化できた。

ちょうど、新規案件を受任したので、スクリプトを実行してみる。すると、生意気にも案件番号なんかを聞いてくるので、入力してやると、自動的に必要なフォルダやファイルが出来た。かなり原始的な段階で、ちょっと感動…(笑)

作業の効率化もそうなのだけど、すっかり忘れていたパソコンの楽しさを思い出した。また、何か考えて、いろいろ自動化して遊ぼうと思う。Word やエディタのマクロなんかも、フリーのものを利用させてもらってるけど、自作してみるのも面白そう。

効率化…なのかどうかわからないけど、仕事が楽しくなるのはうれしい。

MIH (May I have...)



スティーブ・ソレイシィ『国際人の英会話学習法』読了。

いかにもなタイトルだし、ちょっと以前の本なのだけど、これがなかなかよかった。日本の英語学習の主流は「英パズル」で、これは会話能力につながりにくいということ。著者の言葉では…
「世界基準の英語能力は、とにかく、言いたいことを素早く言い切る、これに尽きる。」
確かにそうだよなぁ…
そのためには、多様な表現を場面に合わせて正確に使い分ける、というよりも、伝えたい内容を即時に言い切れることが重要とのこと。

そこで、応用のきく万能表現として、
MIH  (May I have...?)
が紹介されている。この本は、これに尽きているともいえるのだけど、よくここまで焦点を絞ったものだと感心する。いろんなアドバイスを雑多に与えられても、なかなか覚えられないし、応用も利かない。でも、この本を読むと、MIH の重要性を忘れることはない。

自分としては、
  • May I have your name, please?
  • May I have a menu?
ぐらいしか思い浮かばなかったけど、この本では、MIH を様々な場面に応用する方法が紹介されている。


物や情報が必要な場面では、
  • May I have extention 6142?
(内線6142につないでもらいたいとき)


ちょっと借りるときや、見せてもらときなら、
MIH ... for a minute?
  • May I have the newspaper for a minute?
(新聞をちょっと見せてもらいたいとき)


助けてもらうときは、
MIH some help...
  • May I have some help with the window?
(窓を閉めるのを手伝ってもらいたいとき)


という感じで、幅広く使えるように練習できる構成。

あまり日常的に英語を話す機会はないのだけど、MIH でセンテンスを言い切ることなら、何かの時にやってみられそうだし、役に立ちそうだ。

今日も、仕事での英語は英パズル系だけど(笑)…、基本的な英語をふつうに使える素養が、やっぱり重要なのだろうな。

Sunday, December 18, 2011

as for/as to

「日本語には主語ない」というのは魅力的な議論だけれど、知識がなくてフォローできていない。

そういう難しい話ではないのだが、和英翻訳の際に、文頭の「~は」の扱いに、困ることがある。それが主語であれば、問題ないのだけれど、そうでないことも多い。

「象は鼻が長い」というときの、文頭の「象」は主語ではない。主語は「鼻」ということになるのだろう。「象は」という部分には、文の方向性のようなものを導く作用があるのだと思う。

技術文献でも、こういう「~は」が多用される。そんなとき、"As to" とか "As for" で書き出すやりかたがある。

「~について言えば」という意味なので、日本語の文頭の「~は」に当てはまる気がする。なので、学生時代の英作文以来、安易に使うことが多かった。

でも、Collins Cobuild Advanced Dictionary of American English で、ちょっと調べてみると、
You use as for and as to at the beginning of a sentence in order to introduce a slightly differnet subject that is still connected to the previous one.
ということなので、本来は、既出の事項について使うものらしい。なので、新しい概念を導入する場合などに、突然、as for/as to とやるわけにはいかない。日本語の「~は」を訳すときにも、使えない場面が多いと思う。

as for/as to に頼らず、表現を工夫するしかないようだ。

COBUILD は、定義の仕方がなじめなくて、普段はあまり参照しないのだけど、時間に余裕があるときは、見るようにしたいと思う。そういえば、購入時に迷って、とりあえず米語版にしたのを思い出した。





Friday, December 9, 2011

既出の"at least one"

「少なくとも1つの~」という場面で、"at least one" を使い、後からそれを参照する場合にどうするか。特許のクレームを書いたりするときに、その語句(構成要素等)が既出かどうかを厳密に区別する必要があって、"said at least one" というのを使うことがある。ただ、この "said" というのが、最近はあまり評判が良くないので、常に "the" を使うように指示されることが多い。そうすると、"the at least one" というちょっと不思議な表現が、許されるのかどうか気になる。そこで、倉増一『特許翻訳の基礎と応用』で確認。



p.128に、載っていた。
現在ではこれも“the at least one ~”という表現が定着しています。これは通常の文法では奇異な感じがします。著者は“the at least one”には抵抗があり、“said at least one”を使用していたのですが、現地代理人によって“the at least one”に修正されたことがありました。それ以来、“the at least one”でよいと割り切ることにしました。
 というわけで、必要のあるときは、the を付けるということで、いいんだろうな。。


それにしても、アマゾンのレビューを見てみたら、かなり手厳しい意見が多くて驚く。自分としては、とても参考になった一冊だし、よくできた本だと思うので…。何か出版してくれようというような方々は、レビューとかを気にせずに、思うように書いてほしいと思います。
もっと楽しく読めるようなレビュー空間はないものか。。

Wednesday, December 7, 2011

既出の "another"


最初に another+(名詞)で説明したモノについて、後からもう一度説明するようなとき、困ったことになる。もう一度 another+(名詞)を使うと、またさらに別のモノを表すことになってしまう。さっきの「あの another」と言いたいときにどうするか…。

登場するモノが2つに決まっていれば、the other(名詞)でいけるわけだし、他のモノが、残り全部であれば、the other(複数名詞)でよい。でも、それ以外のときで、another を使う場面もある。それで、
  • the another
  • said another
という強引な用法もあって、検索すれば見つかるのだけど、これは、誤用もかなり含んでいると思う。法律だとか、特殊な分野で、よくわかったうえであえてやってるものと、それ以外の誤用とを見分けないと、なんとも言えない。つまり、自分で使ってみるほどには思い切れない。やっぱり、変な感じがするので。

『ジーニアス英和大辞典』で確認してみると、

>another の前には冠詞・所有格, また this, that などは用いられない

ということなので、"the another"とはしにくいわけだ。

ネットで探してみると、同様の問題が質問サイトに上がっていた。質問者は、another を避けて書く方法を紹介してくれている。一番興味深かったのは、No.4氏の回答。

欧州特許公開公報(EP1519363)を引用している。以下、一部ボールドにして転載。

1. A method for time aligning an audio signal and another signal, comprising
deriving a reduced-information characterization of the audio signal and embedding said characterization in the other signal when the audio signal and other signal are substantially in synchronism, wherein said characterization is based on auditory scene analysis,
recovering the embedded characterization of said audio signal from said other signal and deriving a reduced-information characterization of said audio signal from said audio signal in the same way the embedded characterization of the audio signal was derived based on auditory scene analysis, after said audio signal and said other signal have been subjected to differential time offsets,
calculating the time offset of one characterization with respect to the other characterization,
modifying the temporal relationship of the audio signal with respect to the other signal in response to said time offset such that the audio signal and other signal are in synchronism or nearly in synchronism with each other.
初出時の another signal について、後から、the other signal とか said other signal で言及している。

自分はどうしていたか思い出してみると、やはり、質問者のように、避けられれば another を避けて書いていたと思う。そして、どうしても使う場合は、the other+(名詞)にしていた。でも、いつも使う the other...とも違う場面なので、疑問が残っていた。

これについても、今後、気をつけて見ていこうと思うけれど、とりあえずは、the other+(名詞)と書くことになるんだろう、こういう場合…。

Monday, December 5, 2011

information/data

コンピュータ系の文章で、「~情報」というのがよく出てくるけれど、これを英語にすると、information が不加算なので、ちょっと面倒なことがある。
つまり、加算名詞的に使いたい場合、a piece of information とかにする必要がある。
でも、information は、不加算と決まっているので、まだわかりやすい。

data はもう少し複雑だ。 もともと、datum という単数形があり、その複数として data なわけだから。。datum として単数表現すればよさそうだけれど、最近では、a data という加算単数扱いまで見かけるし、自分で書く場合のスタンスが難しい。

手元にある『ビジネス技術 実用英語大辞典(第4版)』の data の項には、
datum の複数形ではあるが, 多くの場合, 特にコンピュータ分野では必ず, 物質名詞のように不可算・単数の扱いをする.
とある。

『ジーニアス英和大辞典』だと、不加算とまでは言い切ってないものの、「1つ」「2つ」と数詞がつく場合には、不可算名詞として扱うとのこと(つまり、a piece of data の型)。

ふつうに不加算名詞であるならば、"data is" とか書けるわけだけど、これを嫌って、必ず"data are"にするという流儀もある。

初出の場合(定冠詞がつかない場面)で、
  •   a   data is
  • (無冠詞)data is
  • (無冠詞)data are
のどれを使うべきか。

a piece of, two pieces of という表現が定着している以上、information と同じに、不加算単数扱いとしたいところなんだけど、どうしたものか…


ちなみに、上記『ビジネス技術…』は、第5版が出てるらしい。

owing to/due to

"owing to"と"due to"の使い分けがよくわからないので、検索してみると、こんなページがヒットした。 名古屋大学気象学研究室・坪木先生のサイト英語論文を書くときの注意点というページがあって、その中の間違えやすい用法からたどれるようだ。

>owing to は副詞的に用いる(副詞句を導く)。
>due to は形容詞的に用いる。

とのことで、今まで、なんとなく書き分けていた感覚が、はっきりした気がする。翻訳や、和文に基づいて英語を書く場合には、「○○であるため」のような表現を副詞的に用いることが多い。そんなとき、due to だと、なんとなく座りが悪い感じがして、owing to に直していたように思う。これから気をつけて英文を見ていこうと思うけれど、こんな感じの使い分けが、実際にある気がする。

『実践ロイヤル英文法』をチェックしてみると、p.313(149B)に載っている。ただ、ここでは、"due to はbe動詞の補語にもなれるが、owing toなどと同じようにも使える。"とあって、書き分けのポイントについては解説がない。
しかも、
"The live was canceled due to bad weather. 〔副詞句〕"
という例文が載っている。マーク・ピータン氏のチェックに通った例文なのだし、これを否定するつもりはないのだけど。。

でも、なんとなく、owing to(副詞的)/due to(形容詞的)というものに説得力を感じてしまう。これらの用法の沿革などを調べないとわからないかもしれない。

とりあえずは、owing to(副詞的)/due to(形容詞的)という(あまり絶対とはいえない)ガイドラインを頭に置きつつ、今後、マトモな英文を読むときは、注意するようにしようと思う。

自分で書くときは、多分、この仮説?に従うだろうなぁ。
ただ、他人の文章をチェックするときには、実践ロイヤルの記述を思い出さないと。。

Thursday, December 1, 2011

that節と仮定法現在

that節中にshould(または仮定法現在)を用いる動詞ということで、『実践ロイヤル英文法』p.98に、リストが載っている。
shouldは、主として英用法なので、米語では仮定法現在になるのだろう。

そこに、determineがあるのが気になった。これは、「必ず仮定法現在」という意味なのか、それとも、「仮定法現在をとりうる」という意味なのか?

というのも、技術関係の作文で、It is determined that(直接法). というのを、普通に書いているので、ちょっと心配になる。
Googleで検索してみると、
(直接法)"it is determined that the device is"(約46,500,000件)
(仮定法)"it is determined that the device be"(0件)
という結果。ちょっと変えてみても、
(直接法)"it is determined that the device has"(約6,350,000件)
(仮定法)"it is determined that the device have"(0件)
となる。
この結果からすると、今までどおり直接法で書くことになるが、文法書の記述が気になる。


determineなどの動詞の場合以外にも、形容詞の場合がある。
同書p.441に、that節内に仮定法現在をとる形容詞のリストがあって、necessaryが気になる。
Googleだと、
(直接法)"it is necessary that the device is"(約6,530,000件)
(仮定法)"it is necessary that the device be"(約79,700件)
となって、直接法が優勢。でも、ちょっと変えると、
(直接法)"it is necessary that the device has" (約6件)
(仮定法)"it is necessary that the device have"(約153,000件)
今度は、仮定法が圧倒的多数。
見解を述べる場合と、事実を述べる場合という、ニュアンスによる書き分けの余地があるのだろうか。動詞の違いがこんなに影響するのはなぜなのだろうか。
自分では、今のところ、直接法で書いているのだけれど、同書同頁の例文も、necessaryで載っている。
"It is necessary that this system be reviewed at least once every 30 days."
内容も技術系なので、これからは、仮定法にしようかと思う。

ちなみに、preferableは、リストに無いのだけど、自分では以前から仮定法を使っている。検索してみると、
(直接法)"it is preferable that the device is"2,770,000
(仮定法)"it is preferable that the device be"47,600
ということで、これは直接法が優勢。
ただ、『特許の英語表現・文例集 』p.93に、仮定法と説明されていて、例文もある。
"It is preferable that the mixture contain 5% by weight of iron."
なので、これからも仮定法で書くことになりそう。


Google検索も、対象の文書が様々なので、注意が必要なのだと思う。
日本語でやってみても、
(正)"鑑みると"(約288,000件)
(誤)"鑑みると"(約1,810,000件)
なんてことになって、正しい方が少数派。言葉は変化するので、そのうち、正誤が逆転するかもしれないけれど、自分としては、検索結果がどうであろうと、正しいものは正しい(笑)としか、いいようがないなぁ。これは、辞書が根拠と言うよりは、これまで読んできた文書の用例に根ざしている。自分でひとつづつ読むときは、その文章の表現が、どの程度のものなのかわかっているので、こうして蓄積されてきた用例は立体的で重い。英語の場合、そのプロセスを飛ばして、平面的に検索してるだけなので、なかなか難しいことになる。

Friday, November 25, 2011

同格のthat

同格のthat節を伴う名詞は、限られている。
考えても分からないので、いつも調べることになる。

表現のための実践ロイヤル英文法p. 234(116A)に、名詞のリストが載っている。

possibility には同格のthat節を続けることができる。今回は、これを調べたのだった。

しかし、意外なのは、problem とか state が使えなさそうなこと。(でも state は、そこそこ用例がある気がする…)

例えば、「~という問題があった」という和文を訳すときに、これが使えないことになる。
その場合は、ちょっとニュアンスが違うけど、in that(~という点で)にすることになるのだろうか。
これも、同書同頁に載っている。
This new timetable is better in that it gives more detailed information, but it is a little hard to read.

「問題」の場合だと、
There is a problem in that...
という感じか。これも和文から訳された英文でよく見かける。どうして、that を直接つけないで、in that にするのか不思議だったが、結局、problem は同格の that節を導けないため、このように表現していたのだろう。

Translator Self-training Japanese Patentsでは、そのp. 72に、こんな表現がある。
There is a problem in that this sometimes necessitates quickly changing lanes, making travel difficult. (原文は強調なし)

『英語のあや』

トム・ガリー『英語のあや』読了


so called (p.5)
「この言葉はふつう、後続の名詞にたいする不信を表すために使う。」
このことを知っておくのは重要だけど、実際に、「いわゆる」を訳さないといけない場合、どうやって処理したものか、悩んでしまう。文自体を書き換えられるなら、別の表現を探すのだろうけど、そこまで自由が許されていない場合、どうするか…

on the other hand (p.7)
「通例、異なる二つのものを比較するのではなく、同じ物の中の異なる要素、特にその善し悪しを比較するときに使う。」
Glenn Paquette『科学論文の英語用法百科〈第1編〉』でも指摘されていた気がする。
和文で多用されるので、英訳に困る。対比の態様に応じて、 meanwhile だったり、場合によっては in contrast とかに書きわけることになるか…

a lot of (p.38)
「主に会話やくだけた文章でしか使わないので、科学論文には相応しくない表現」

and so on (p.47)
「『同類のものが絶対にある』という意味が含まれている」
「読者がその『同類のもの』が何であるか、具体的に推測できる文脈が必要」

名詞の羅列 (p.84)
A, B, and C は、文脈によって、open list にも closed list にもなりうる。
ここで、A, B, C というように、and (or) を抜いて表現すると、これは常に open list と解釈される。
また、A and B and C と、各項間に and を入れた場合も、常に open list となる。

というわけで、いろいろ勉強になった。

それにしても、半ば冗談なのかもしれないが、以前企画なさったという『30年間で英語の達人になろう!』という本が出るといいのに。

Thursday, November 24, 2011

はじめに

仕事で英語を使うのですが、いつまでも身につく感じがしません。
気づいたことや調べたことなど、順不同でメモしてみます。
不正確な内容もあると思いますので、そのあたりは割り引いて見てください。


(追記 Feb. 15, 2012)
仕事で気づいたことをメモしようと、適当に始めたので、あまりプロフィール的なことを書きませんでした。少し補足してみます。

この十数年間、特許関係の仕事をしてきました。当初は、国内案件中心の特許技術者でしたが、徐々に外国関連にシフトしてきて、最近では、翻訳が中心になっています。

資格が重要な業界ですが、頑張っても取れそうもない…あまり興味がないので、今後も職人を続けていくつもりです。このままだと、翻訳専業という感じなのですが、いつまでも英語に自信がありません。改めて勉強しようと思っているところです。留学や海外勤務の経験はなく、日常的に話す機会もないので、会話系も苦手ですが、少しずつ、総合的にやっていくつもりです。

とりあえず理解した程度のことや、勉強中のことなども、雑多にメモすることになりそうです。なので、間違いなどをご指摘頂けるとありがたいです。繁忙期には、しばらく放置することもありますので、申し訳ないのですが…

ちなみに、ブログのタイトル「浮魚」は、鯖や鰹が黒潮に乗って疾走するイメージに憧れ、何気なくつけたものです(笑)