Friday, August 31, 2012

数量表現


特許や技術分野の和英をしていると、英語の数量表現が気になります。この仕事を始めた頃、エイバックの特許翻訳上級コースというのを受講したのですが、そこで、講師の奥山先生が、特許翻訳に役に立つ参考文献を何冊か紹介してくれました。そのときに、(具体的な書名ではなく)富井さんの数量表現の本…という感じで、推薦されていたので、当時流通していた『技術英語数量表現辞典』を買いました。以来、度々参照しています。これはもう絶版のようですが、他にも沢山著作があるので、おそらく類似のものがあるでしょう。

最近、また英語を勉強しないとということで、積ん読を発掘したり(笑)、購入したりと、いろいろやってるのですが、先日、トム・ガリーさん監修の『英語の数量表現辞典』 を買ってみました。

 以前、『英語のあや』というエントリーにも書いたように、トム・ガリーさんの本がとても勉強になりました。そこで、他になにか読もうと調べてみたところ、この辞典が一番役に立ちそうだったので、買ったような次第です。本の性質上、通読するわけにもいかないのですが、ところどころ読んでみると、なかなか面白いです。今後は、これも度々参照したいと思います。

やはり、『英語のあや』に書いてあった、『30年間で英語の達人になろう!』という本を、どこかで出版してほしいですね(笑)

Monday, August 13, 2012

TOEIC


先月、久しぶりに TOEIC を受験したのですが、今日、その結果が発表されました。とても残念なことに、初受験だった前回と、全く同じ得点(905)でした(苦笑)

こういった試験は嫌いなのですが、一度ぐらいは受けようかと思い、前回初挑戦してみました。それで終わりにしてもよかったのですが、その後、ある入札案件で、「TOEIC920点以上の者が担当すること」という不思議な指定があり、ちょっと驚いたことがあります。入札条件としてはかなり疑問なのですが、世間の様子も無視できないので、今回、もう一度挑戦したようなわけです。なので、920~930 点ぐらいとって、きっぱり終わりにしたいところでした。

ただ、得点の内訳は、前回とかなり違います。

・前回(2010.11.28)
  905 (L:435, R:470)
・今回(2012.07.22)
  905 (L:460, R:445)

前回のスコアは、「英語が得意じゃないけど仕事で頑張って使ってる」感がよく出ていて、微笑ましい内訳でした。試験対策としては、直前に、公式問題集1と4(合計、模試4回分)を解いた程度でしたが、そのときからリスニングはダメで、設問自体に聴き取れない部分がある状態。本試験でもそんな感じでした。その分、リーディングでは、かなり頑張ったようです。

今回は、対策としては、出たばかりの公式問題集5(模試2回分)を解いただけでした。もっとやりたかったのですが、いつもながら要領が悪く、勉強時間を工面できなかったわけです。公式問題集5を解いた時には、リーディングは、前回と同じような感覚だったので、こんなに点が落ちるとは、予想しませんでした。

リスニングは、試験の半年前ぐらいに、『英語喉』という本で少し練習して、これがかなり効きました。「英語喉」は、英語は日本語とは違って、口先ではなく、喉の奥で音を出している、というシンプルなメッセージが基本になっているのですが、これがコロンブスの卵のような感じで、かなり重要だと思います。





いま確認してみると、70ページのところに栞が挟まったままで、そこまでしか勉強してなかったようなので、「この本で勉強しました」とか、言うつもりはありません。でも、「喉の響く音を聴けばいいのか!」と気付いたことで、いままで流れ去っていた音が、はっきりと聴き取れるようになってきました。

本試験のリスニングでも、「聴こえない」という焦りはまったくなく、音としてははっきり聴き取れていたと思います。ただ、リテンション能力というか、聴いた内容をちゃんと覚えておいて、問題に答えるという点で、失敗している感じでした。

リスニングがそこそこできて、いい感じでリーディングに突入したのですが、時間配分に失敗し、最後の問題には全く手がつかず、大きく失点したようです。自分はトロい方なので、逆に、常に急ぐ感じになるためか、こうした試験ではたいてい時間が余るのですが、今回はゆっくりやり過ぎました。それでも、時間をかけて解いた部分でちゃんと正答していれば、もう少し点がよかったのしょうが…

結局、受験の目的は達しなかったのですが、とりあえず、仕事で使うには、まだまだ英語ができてないことを確認したような次第です。

『英語喉』はやりかけながら、これのお陰で、英語が聴こえるようになったので、Podcast などをたくさん聞いて、勉強を続けていこうと思います。そうすれば、読む方も早くなるかもしれません(笑)

相性もあるかもしれませんが、ピンと来る人には、以下に貼った著者の動画だけで、大きな効果があることでしょう。英語は結構やってきたのに、リスニングに自信がないという人には、かなり効くと思います。



ちなみに、先日、以前勤務していた会社の上司と飲む機会があり、そこで、この話題が出ました。上司は、アメリカに赴任していたことがあり、自分なりに英語も勉強し、積極的に使うようにしていたとのことです。自分から一生懸命話すと、アメリカ人は、とりあえず熱心に聞いてくれるけれども、結局のところ、友達はできなかったとのこと。そんなこともあって、日本語的な口発音は、緊張した時の声なので、そのまま英語を話すと、英語話者は緊張してしまう、という話題に、とても納得していました。そういう実感があったそうです。赴任する前に知っておきたかったと言っていました。

そんなわけで、また『英語喉』の勉強も再開しようかと思っていますが、不精なため、どこまで続くかわかりません(笑)。でも、音がとれるようになったので、Podcastなんかを、沢山聞くようにしようと思っています。それなら、続きそうだし、リーディングも早くなるかもしれません。総合的な英語力の点では、話せるようになることが目標ですが、それにはもうひと頑張り必要な感じです。

Thursday, August 2, 2012

翻訳環境


Wordfast Pro はなかなかよいですが、あまり向かない案件もあります。例えば、符号や数式が多いものには、ちょっと使いにくいです。こうした案件では、原文を訳文フィールドにコピーして、訳文フィールド内で並べ替えをするのですが、文が長いと、ソフトの反応が遅くなります。

ベタ打ちが多い案件では、Worfast Pro がとても快適ですが、並べ替え作業が見込まれるときには、やはり、(Simplyterms と) EmEditor が手っ取り早いようです。

ただ、Wordfast Pro には、
(1)対訳データが残る
(2)翻訳作業中の用語管理(登録等)が簡単
(3)特殊なフォントや上付き下付きの指定が可能
(4)翻訳とチェックを1文単位でやりやすい
という利点があるので、できるだけ使いたいようにも思います。

結局、こうした利点を、EmEditor 上で実現できれば、それが一番よいのでしょう、今後は、少しづつですが、EmEditor 上で環境を整えていこうかと考えています。

(1)については、原文と訳文をタグのようなもので区分けして、バイリンガルファイル的なものをつくることを考えています。Wordfast Classic のタグに合わせておけば、Classic に取り込めるかもしれません。

(2)については、Ctrl+T 一発で、選択範囲の用語登録画面が出るように、マクロをつくればいいのでしょう。登録された用語やスニペットの管理にも、マクロが必要です。

(3)については、Word 上の作業になりそうです。特定のフォントや上付き下付き指定用に、(EmEditorでの)タグを決めておいて、翻訳終了後に、Word 上にコピーしてから変換する流れです。これには、Word マクロが必要になります。

(4)については、バイリンガルファイから原文部分を取り出して表示し、それに対応する訳文フィールドをつくるような形にできるとよいのですが、これをEmEditor マクロで実現するには、まだまだ勉強が必要になりそうです。

いつになるかわかりませんが、自分の気に入った環境を少しずつ整備して、外部の翻訳メモリ等のシステムともデータをやり取りできるようにしたいと思います。Unix のエンジニアが、何でも Emacs 上で快適に作業しているように、自分のホームとなる作業環境を確立したいものです。